「やるときは、ひとつずつ」【福井龍介さんセミナー】第467回経営者モーニングセミナー

経営者セミナー

本日の経営者モーニングセミナーの講師は福井龍介さん。

鳥取県と島根県を中心とした建設会社、株式会社フィディアの代表取締役。

会社は59年の歴史。

父親の跡を継いで、40歳で社長に。

株式会社フィディアのホームぺージ

思わず身を乗り出して聞いてしまう
話しの上手い人、いますよね。

話の上手い人の特徴。

主題(テーマ)→エピソード(事例)、この流れが美しい。

福井さんは、まさに話のうまい方。

ズンズン頭に入る。心に刺さる。

純粋倫理という難しい話が
とても身近に感じられ
違った角度から理解が深まった感じ。

今日はお話いただいた内容を
できるだけ、忠実に、再現します。

トピックは下記の通り。

・10年後のあなたを守るのは何?
・やるときは、ひとつずつ
・即行の大切さ
・純粋であること
・結果を考えすぎない
・一歩を踏み出す
・ものごとをやり遂げるにはタイミングも重要
・実践は同じ時間に
・後始末

どれもこれも心に刺さりましたが

・実践は同じ時間に
・後始末

この2つの話は大いに意表を突かれました。

ルーティーンの代名詞ともいえる
イチローは、地球に合わせていたのか!
なんて思ってみたり。

まず1つ目のトピックからどうぞ。

10年後のあなたを守るのは何?

数年前、新聞の、ある健康食品の広告。

そこに書いてあったのが

「10年後のあなたを守るのは○○です。」

さて、この○○に入るのは?

福井さんはそれを見て笑ったそうです。

書いてあったのは「今のあなた」。

10年後のあなたを守るのは、今のあなたです。

健康食品のキャッチコピーなので、

今、この商品買ってね、ということ。

見方を変えると、
結果ってすぐには出ないよということ。

朝6時から勉強する集まり、倫理法人会。

入ったからといって
すぐに会社がよくなるわけじゃない。

でも、10年後、続けた人と
途中で止めた人の差は大きそう。

10年後のため、と思って気長に続ける!

やるときは、ひとつずつ

あるとき、コンサルタントを雇いました。

そのコンサルタントに最初に言われたこと。

「あなた、問題ありますか?」

「あるから、呼んだんです」

「書き出してください」

福井さんは4つほど箇条書きします。

「ところで、この中で1年前も問題だったのは?」

・・・全部、1年前から問題だった・・・

コンサルタントは言います。

あなたの問題は、1年前の問題が、今も問題であることが、問題です。

同時にいくつものことをやろうとしていませんか?

福井さんはハッとして目からうろこがボロボロ。

経営者は欲張りでせっかち。

1ヵ月で1つの問題を解決すれば、1年で12個解決できるのに。

何もかも同時にやろうとするから、結局何もできない。

やるときは、ひとつずつ。

即行の大切さ

自分で意図したわけでもないのに
あるとき突然頭に何か浮かんだり
偶然目に止まるもの、ありませんか?

それを「気付き」と言いますが
自力で得ているわけではなく
天から与えられたと考える。

自分で気付いたのではなく、与えられた。

この瞬間を逃がさず捉えてすぐ実行するのが「即行」ということ。

無二の好機である「今」を逃したら、チャンスは二度とやってこない。

即行はものごとを成就させる秘訣。

あるとき、こんなことがありました。

東京から倫理法人会の講師が来ることに。
地元の鳥取で6人集めてセミナー開催。

講師のネクタイが曲がっている。

そのまま話す講師。

「みっともないなあ」
福井さんは心の中でそう思います。

10分後、講師が気付きました。

ネクタイを直した後に言ったこと。

「福井さん、気付いてなかったの?」

「いいえ、気付きませんでした」

大人の返答をする福井さん。

「そんなはずはない!あなたは私に恥をかかせた!」と言ってお怒り。

理不尽な言われようかもしれません。

でも、気が付いたら、すぐ注意すればいい。

そうすれば、「ああ、ありがとう」ですんでいた。

即行ができなかった結果、お互いの感情が気まずいものに。

即行の大切さ。

純粋であること

心配や不安などの雑念は
集中心を弱め、成就の妨げになる。

気付いたらすぐにできるのは
心に混じりけがないから。

純粋であれば、気づきを受けて
すぐに行動できる。

こうやったら、この人はどう思うだろうか
何が起こるだろうか
失敗するのではないだろうか

こんな妨げる心が、自分の中にない状態を
作るために即行。妨げる心が生じる前に動く。

純粋な心は正常心ともいう。

正常心が崩れたときはすぐわかる。
それは腹が立つとき。

相手を思い通りに動かしたいとき。

なんであいつは俺の言うことを聞かないんだ!
この前言っただろ!
なんでできないんだ!
お前できると言っただろ!

これらは自分が人を変えたいという気持ち
つまり、わがままな心。

こんなとき正常な心(純粋)を失っている。

結果を自分の思い通りにしたい気持ちを持っても無駄。

真面目な人ほどそう。

正しさを持つことは重要。
でも執着するとダメ。

人に自分の物差し(正しさの基準)を当てたくなる。

でも、相手も物差しを持っている。

物差し同士の争いが始まる。

結論の出ない争いになる。

相手を変えるのではなく、自分が変わると周りが自然に変わってくる。

結果を考えすぎない

結果は人智の及ばぬところ。

自分でコントロールできないことを心配しても意味がない。

結果をあれこれ考えることは、「今」をおろそかにすること。

サラリーマン川柳の一句。

リバウンド、痩せる前から、心配し

考えすぎの典型。

ずっと前、会社のピンチがあった。

売上がどんどん下がってきた。

福井さんは動揺しました。

悲観的になることもあれば、楽観的になることも。

そんなとき、鳥取県倫理法人会の会長に。

会社の状態はますます悪くなる。
倒産を確信するところまで。

そんなとき講演会で
倫理法人会の法人局の方と話す機会がありました。

「福井さん、仕事どう?」

「まあまあです」

(でも、その人は福井さんの会社の状況が悪いことを知っていた)

「長野に5年先まで仕事がいっぱいの建設会社があるらしいよ。古民家の改修をやっている会社。行ってみない?」

「行きません」

そう答えた瞬間、激怒され、

「だから君はダメなんだ!」

先週、○○さんに同じ話をしたら、部長2人連れてすぐに話しを聞きに行ったと言われます。

福井さんは、最初に結果を考えてしまいました。

古民家の改修の話なんか聞いても会社は立ち直らない。

部外者からのアドバイスに「そんなことわかっとるわ!」という気持ちもありました。

結果を考えすぎないことが、新しい道を開くために大切。

アドラー心理学の「課題の分離」という考え方が参考になる。

子どもが勉強しないので、お母さんがイライラしすぎて病気になりそう、とアドラーに相談にきた。

子どもが勉強しないのは、子どもの課題
イライラするのは、お母さんの課題

アドラーは別の課題として考える。

例えば、会社の営業部で

部長から

「あそこの会社に営業に行ってこい」

と言われる。

(あそこは○○建設がやってるのに、行っても無駄だな)と思う。

結果を気にしながら行くと相手にも伝わる。

成果は上がらない。最初から上げる気もない。

そうではなくて

何も考えずに行ってみるか、と行ってみる。

そうしたら、こんなことがあるかもしれない。

「前の会社が大ミスをして、新しいところを探していた。見積もりしてくれる?」

結果を考えずに、自分の会社のことを説明すればいいだけ。

決めるかどうかは相手の課題。

相手の課題まで自分に引き込んでしまうから話がややこしくなる。

人が決めることを自分が考える必要はない

相手の領分に足を入れない

自分がコントロールできないことに頭を悩ますのは時間の無駄。

一歩を踏み出す

たくさん文章を書く機会のある丸山理事長。

あるとき、丸山理事長からこんなことを言われます。

「私も、何を書いたらいいかわからないときがある。そんなときのコツがある」

それは、書き始めること。

頭の中であーでもない、こーでもないと迷っているうちに時間が過ぎる。

とにかく一歩踏み出す。

一歩を踏み出すことが、結果を考えすぎることを超えるための手段となる。

ものごとをやり遂げるにはタイミングも重要

準備をして機を待つこと。

福井さんの会社が苦しかった時期は、日本中の建設業が苦しんだ。

そんなときでも、やるべきことをやり続ける。

倫理研究所の研究員から言われた言葉。

今いる場所にとどまらず、打つ手を撃ち続けなさい。

モンテクリスト伯(巌窟王)の最後の言葉。

待て。しかして希望せよ。

希望を持って待つ。

実践は同じ時間に

実践項目としてトイレ掃除をやっている会社は多い。

大切なのは、同じ時間に実践すること。

同じ時間に実践する=地球の自転に合わせる

自然のリズムに自分が合わせる。

実践は時間を決める。

後始末

ものごとには、はっきりと終止符を打つ。

昔、福井さんは、ある人からこんなことを言われました。

「君は社員が辞めるときに、声をかけているか?」

円満退社のときは、声をかけるけど
ケンカ別れのときはしない。

そんなときでも「どうぞ、お幸せに」と声をかけてあげたら?

かけれなかったら、去っていく背中に心の中で唱えてみたら?

この言葉が長く福井さんの中に残っていました。

あるとき、女性社員と店舗で怒鳴り合いになりました。

指示を聞かない。注意したら反撃する。カチンときた。

1ヵ月後、その女性社員が退職することになった。

応接室に退職の挨拶に来たときのこと。

福井さんは「声かけ」の話しを思い出します。

今しか、言うときはない!

そう思って

「今までいろいろあったけど、どうぞ、お幸せに」

すると、彼女は

「社長もお体をお大事に」

非常に嬉しかったそうです。

人生は別れと出会いの連続。

別れにしっかりしたピリオドを打つ。

そして次にいい人に出会う。大切なのは節目を作ること。

別れに小さなピリオドを打つ。

だから次のステップに行ける。

ピリオドを打つとは、節目を作ること。

竹は節がある。しなやか。竹のようにしなやかに生きる。

節がなかったら?終わりも始まりもない人生になる。

そんな気持ちでひとつひとつの出来事にピリオドを打つこと。

それが後始末。

以上です。

私自身もたまに読み返そうと思います。

純粋倫理をもっと勉強したくなったセミナーでした。

次週モーニングセミナー予定

2021年3月31日(水)のモーニングセミナーは、株式会社牛窓フードハピネス代表取締役・本村哲二さんをお迎えします!

テーマは「根っこのお話」です。

岡山市南倫理法人会・経営者モーニングセミナーは毎週水曜日6:00~7:00に岡山県護国神社いさお会館で実施されます。

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朝日に輝く岡山県護国神社に早朝から訪れることで、良い1日になりそうです。

倫理法人会に興味を持っていただいた方は、お気軽に会場までお越しください。

そうそう、倫理法人会のことを調べて、「なんか怪しい団体じゃない?」と思った人はこちらの記事を読んでみてください。

倫理法人会は宗教だ!おかしい!怪しいという悪評に反論してみた

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