夢の大きさが、その人の器を決める【久万田昌弘さんセミナー】第459回経営者モーニングセミナー

経営者セミナー

今日の講師は倫理研究所法人局のスーパーバイザーであり、社会保険労務士事務所の代表社員である久万田昌弘(くまだまさひろ)さんでした。

大学卒業後、父親が創業した会社の社長に就任しながら、数年後に実の弟に代表取締役を解任されるという、ドラマのような経験をされた方です。

その屈辱をバネにして、1年間の浪人生活の末、社会保険労務士資格を取得し、高知県でトップの社労士事務所にまで育てられました。

実体験に基づく講和には迫力がありました。

ご自身の半生を振り返りながら、純粋倫理の教えに救われた経験をお話いただきました。

本日特に勉強になったのは、次の3点でした。

●直感はやっぱり大切
●自分ができないことをやってみることの大切さ
●ネガティブから生まれる力だけではダメ

セミナーまとめ

実の弟に代表取締役を解任される

大学卒業後、父親が経営する海産会社に入社した久万田さんですが、23歳の時に父親が他界し、社長になりました。

就任当初は10名ほどの会社だったのですが、久万田さんは従業員40~50人規模の会社に成長させます。

役員は久万田さんと奥さん、久万田さんの弟さんと奥さん、久万田さんのお母様の5名でした。

大学卒業後に入社した久万田さんでしたが、入社は弟さんのほうが早かったそうです。

そのせいか、弟さんは兄が社長になることに不満を持っていたのでしょう。

久万田さんが36歳のとき、役員会で弟さんから解任される事態となりました。

怒りと屈辱でいっぱいだった久万田さんですが、奥さんに話をするとこう言われます。

「お父さん、よかったね。これで好きなことができるじゃない」

その言葉に救われた久万田さんは、落ち着きを取り戻し、今後のことを考え始めました。

そのとき、チラシか何かを見たときに、直感的に「これだ!」と思ったのが社会保険労務士という資格です。

1年間、高知から大阪の学校に飛行機で通い、一発で社労士試験に合格しました。

37歳で社労士事務所を開きますが、資格があるからといって飯が食えるわけではありません、

情熱を持って朝から夜中まで働き、高知の中ではトップの社労士事務所に育てました。

事務所開設と同じくらいの時期に倫理法人会と出会って入会します。

最初は人前でスピーチの練習をする場所を探して、家庭倫理の会に入会されたようです。

出せば入るの実体験

猛烈に働きながら事務所の規模を大きくしていった久万田さん。

人との縁は自分から切ることはしたくないと思っていましたが、付き合うべきでない人とは縁を切る勇気を持つべきだと考えるようになります。

取引先の社長が久万田さんの事務所のスタッフにあまりにも理不尽な態度をとったことが原因でした。

スタッフから事情を聞いた久万田さんは、その足で取引先の社長のもとに赴き、契約を解除したそうです。

事務所のスタッフを守ることが自分の仕事だということです。

しかし、自分から契約を解除した、その日の夕方にはもっと規模の大きな会社との契約が決まったそうです。

こんなことが何回か続き、純粋倫理の教えのひとつである「出せば入る」(発顕還元の原理)を実体験されました。

弟との関係を何とかしなければならない

社労士事務所は成長していきますが、このころ母親の様子がおかしくなります。

認知症の初期症状だったようです。

純粋倫理では、「親が病気をするのは、子が不幸だからである」という教えがあり、気になった久万田さんは倫理指導を受けます。

そこで、弟さんとの関係を改善しなければならないことに気付きます。

自分を解任した人間に、自分から連絡を取るというのは、かなりのわだかまりがあったとは思いますが、母親と弟と3人で会食し、弟さんと和解されました。

これまで、おそらく弟さんへの憎しみをパワーに変えて頑張ってきた久万田さんですが、ここでネガティブな力から、夢に向かって頑張るというポジティブな力へと、力の源泉が変わったようです。

息子さんを地元に呼び戻す

久万田さんには、息子さんと娘さんがいらっしゃいますが、息子さんは県外の大学に進学し、就職されました。

しかし、激務とノルマでかなり疲弊し、心が壊れる寸前だったようです。

久万田さんは、社労士になろうと思ったときの直感と同じく、直感的に息子さんの危険を察知して、地元に呼び戻されました。

今では息子さんも社労士資格を取得し、同じ事務所で働かれているそうです。

社長の器を大きくするには?

朝3時に起きて、4時には事務所に行き、夜中まで働くという、がむしゃらなやり方で高知トップの社労士事務所に成長させた久万田さんですが、そのような働き方をすることで弊害も生まれました。

トップがそのような働き方をしていれば、スタッフは帰りづらい雰囲気になります。

結果的にスタッフの残業も多くなり、優秀なスタッフから退職の申し出を受けました。

職員のことを考えていなかったと気付いた久万田さんは、「自分ができないことをやる」と決めました。

そのひとつが、有給休暇100%取得です。

会社の器は社長以上にはならないということはわかっていたし、そのためにできることはやっていましたが、「やっているつもり」だったことに気付きました。

社長の器を大きくするには3つのことが必要と言われました。

その3つとは、①怒らない ②イライラしない ③必要以上に心配しない

この3つだそうです。

純粋倫理で言うところの「明朗」です。

常に明朗な心でいるというのは、とても難しいですが、できていない自分に気付き、明朗な心でいようと心がけることを意識することが大切だと思ったセミナーでした。

本日の気付き

直感はやっぱり大切

社労士になろうと決めたとき、息子さんを地元に呼び戻したとき、いずれも直感だったと言われていました。

仕事をしていると「なんか気になる」ということが、たまにありますが、私の場合、リスクを気にしたり、相手の事情を考えたりして、行動に移さないことがほとんどです。

でも、直感に従うってやっぱり重要だと再認識しました。

これからは「これいいかも」という直感が働いたら、まずやってみるという姿勢でいようと思いました。

自分ができないことをやってみることの大切さ

特に歳を重ねると、新しいことに挑戦しようというマインドが低くなってきます。

でも、自分ができないこと、興味を持っていなかったことをあえてやってみるというのは、自分の器を大きくすることにつながるなと最近思うようになりました。

ネガティブから生まれる力だけではダメ

怒りとか悔しさとか恐怖感とか、ネガティブな感情ってすごいパワーを生むなとは思います。

久万田さんも、弟さんへの怒りをエネルギーに変えて新たな人生を切り開いていました。

でも、そういうネガティブなエネルギーって爆発力はあるけど、長続きしないんじゃないかなと思います。

嫌なことからは逃げたいというのが人間の本能ですから。だからこそ不安・悩み・痛みの解消がビジネスになるわけで。

嫌なこと、ムカつくことがあっても、「すべての出来事には意味がある」と考えて、「これを超えれば自分の器が大きくなる」いうポジティブな感情に変換したほうが、人生楽しく過ごせそうです。

本日も朝から良いエネルギーをもらうことができました。

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