流れに随って、流れに任せず【小谷彰吾さんセミナー】第458回経営者モーニングセミナー

経営者セミナー

今日の講師は就実短期大学 幼児教育学科 教授の小谷彰吾さん。

元興譲館高校の校長先生で野球部の顧問でもあった方です。

小学校の先生という安定した地位から、私立の高校に行かれます。私立のほうが自分が理想とする教育が出来るからという理由で。

そして、生徒に論語を教えはじめます。

小谷さんが野球部の顧問になった頃、部員は6人だったそうですが、論語教育をキッカケに野球部は成長し、甲子園出場を果たしました。

それを聞いた学芸館高校の先生が、興譲館高校に学びに来て、やがて興譲館高校も甲子園出場を果たしました。

古典教育恐るべし、ですね。

さて、今日のセミナータイトル「流れに随って(したがって)、流れに任せず」でした。

時代の流れに逆らって商売しても勝てない。流されながらも、流されたままにするのではなく、向こう岸にたどり着かなければならない、ということです。

今日のセミナーは学びが多すぎたので、ポイントを箇条書きで紹介します。

セミナーまとめ

●「いかに生きるか」「いかに身を立てるか」を哲学する。哲学とは答えがないものを問い続けること。

●今日終わった時、1年が終わった時、どうなっていたいか?逆算思考が大切

●追い込まれたら、必ず次の扉が開く。今何をすべきか考えて準備する。今の世の中はコロナで追い込まれているが、必ず次の扉が開く。今何をするべきか?

●変わってはいけないもの、失ってはいけないものを大切にしながら、新しいモノをキャッチすることが重要。

●立派な人は冬の間に、次の秋の実りを予定している。段取り8分

●自分の身に起こることはすべて必要なこと。

●仕事が増えると損と考えるのではなくチャンスととらえる。

●主体的と自主的の違いは?

主体的=やるべきことを自ら考えてやる 0⇒1

自主的=言われたことを自らやる 1⇒2 指示待ちにすぎない。

●先の見えない時代の中で何をするかを考える。指示を待つのではない。

●学校教育は主体性を育てない。家庭教育に問題がある。親が何でも口を出すから。やるべきことを自ら考えなくても生きていけるようになってしまった。

●自らを再生する必要がある。主体的な人間に。

●生かされている、生きているという感覚がなくなっている

●古典を勉強する意味は心を揺らされないようにするため。

●人の恐怖心をあおるのがメディア。メディアにコントロールされないように。

●根っこがしっかりしていれば、揺れても倒れることはない

●幸せに生きるためには、幸せをチャッチする構えを作る。損得勘定をすると構えが作れない。チャンスを逃がしてします。

●心のアンテナ・感じる心・気付きが弱くなっている⇒文明が進化したから感覚的なものが失われた

●幸田露伴の幸福論
福には3つある。第1は「惜福」。これは、福を惜しんで使い尽くさないこと。第2は「分福」。福を分け与えること。福を分かつ心を抱いていると、その心を受けた者はやすらかな感情を抱く。第3は「植福」。リンゴの木がまだ花を咲かせ、実をつけているうちに、種をまき、接ぎ木をし、新しいリンゴの木を育てる。それを自分の子孫が食べる。1人の植福が社会全体を幸福にすることにつながる。

心のアンテナ・感性を高める方法

上に書いたように、学びがてんこ盛りだったので、まだ消化できていないことがほとんどなのですが、古典を学ぶ重要性を再認識しました。

古典は1000年、2000年という時間に耐えて生き残っているものですから、普遍的な教えということになるでしょう。

古典を根っこにしていれば、心を揺らされても、倒れることはないということです。

船がアンカーを打っていれば、どんな大嵐がきても耐えられるように。

さて、本日のたくさんの学びの中から、最も印象に残ったのは、現代人は「心のアンテナ・感じる心・気付きが弱くなっている」という部分。

私自身が感じる心が弱いので、特に印象に残ったのだと思います。

常々、感性が鈍いなあと自分で思っているんです。

その理由について、小谷さんは「文明が発達したから」と言われました。

現代は部屋の中にいれば、エアコンがあって、暑い寒いを感じることもありません。

昔は暑いときは水を打って温度を下げようとしていました。

そんな皮膚感覚が失われていることが、心のアンテナが弱くなっている原因じゃないかということです。

これには「そういうことか!」と今まで聞いた中で、最も腹に落ちました。

ビジネスチャンスをつかむには、心のアンテナが敏感なほうがいいに決まっています。

自分自身の感性の力が強いほうが共感される商品・サービスを作れるでしょう。

気づきが多いほうがマーケティングもセールスもうまくいきそうです。

では、どうすれば、心のアンテナ・感性・気付きを鍛えられるのでしょうか。

それは、自然に触れることではないかと。

この本にも書いてあるのですが、人間は大自然に触れて、自分がちっぽけな存在だと思うと、謙虚になって感謝の心が生まれるそうです。

確かに海を眺めていたり、空気の綺麗な場所で夜空を見上げていたりすると、自分の悩みなんて小さいなと思います。

時間の流れがゆっくりになったという経験もあります。

このような体験をAwe体験(オウ体験)というそうです。

大自然を感じているとき、ちっぽけな自分を感じるとき、脳は活性化するそうです。

ちなみに、さっき紹介した本には、本物の自然でなくても、自然の映像を見るだけでもプチAwe体験ができると書いてありました。

なので、どうせならVRで自然の映像見たほうが効果あるかなと思って、こんなの買ってみました。

VR眼鏡。スマホで見るやつ。

YouTubeでも最近はVR動画が増えていますから、これつけて見たんですが・・・

ぜんぜんダメでした。おもちゃ感が満載で興覚めする感じでした。

もっと高級なVR眼鏡なら臨場感アップするんでしょうか?

やっぱり本物の自然に触れるのが良さそうです。

美星町で星空を見上げたくなってきました。まだ寒いけど。

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