「人生はヒーローズ・ジャーニー」和田 達哉氏|岡山市南倫理法人会・経営者モーニングセミナー

経営者セミナー

これからの自分の人生に何が起こるのか?

知りたいと思いませんか?

といっても、スピ系の話でも占いの話でもありません。

今日のセミナーは、「どうすれば自分の人生を実り豊かなものにできるか?」ということに気付きをいただいたセミナーでした。

また長い文章になってしまいましたが、よければ最後までお付き合いください。

今日の内容は前半と後半の大きく2構成になっていて、前半は「マーケティング」「ブランディング」のお話。これは和田さんの事業領域のお話です。

後半は「ヒーローズ・ジャーニー理論」について。

自分がいま人生のどんなステージにいるか知れば、賢明に、充実した人生を送れるよというお話でした。

では、セミナーの内容と今日の気付きについてまとめます。

沢木耕太郎よりスゴイかも!?

今回のセミナー講師もスゴイ人でした。

セミナーを聞いて「深夜特急」を思い出しましたが、沢木耕太郎よりスゴイかも!?と思ってしまいました。

モンゴルで遊牧民と暮らしたり、アマゾンでシャーマンの儀式を体験したり、フランスからスペインへの巡礼の旅をしてみたり、その他ペルー、インドネシア、ヨーロッパ、アメリカなど世界各地をバックパックで旅された経験をお持ちです。

アメリカには旅ではなく仕事でも行かれていて、シリコンバレーのベンチャースタートアップにも関わったことがあるそうです。

そして、Googleの創業者のひとりである、セルゲイ・ブリンの生の姿を見たこともあるということで驚きでした。

和田さんは現在55歳ですが、38歳のときに会社で右腕だった社員が出産のため退職することになりました。

その彼女は会社の売上の半分を上げるほどの凄腕でした。

代わりを見つけようと頑張りますが、彼女の代わりになるような人材は見つかりませんでした。

そこで和田さんが下した決断は驚きです。

「会社の規模を半分にして自分の時間を作る」というものだったのです。

普通の経営者なら、妥協してでも何とか人を採用して、売上維持を考えるのではないでしょうか。

「会社の売上、半分になってもいいよ」という決断ができる経営者ってそんなにいないですよね。

しかし和田さんは何か感じることがあったらしく、そのような決断を下しました。

社員の中で独立したいという人は応援して、本当に会社の規模を半分にします。

そして先ほど紹介したようなバックパックの旅に出られました。

売上維持より、提供するサービスの価値を下げないということを直感的に選択されたのかなと思います。

では、次に和田さんに簡潔に説明いただいた、「ブランディング」と「マーケティング」についてまとめます。

ブランディングとは?

ブランディングという言葉はよく聞く言葉ですが、実は人によって定義が違います。

ブランディングのコンサルタントは世の中にたくさんいますが、自分の定義を明らかにした上で話のできるコンサルタントは少ないのではないかと思っています。

ブランディングコンサルタントの話が理解できないというときは、自分とコンサルタントのブランディングに対する定義が違うからです。

だから、わかったようでわからないということになります。

そしてブランディングの話はだいたいふわっとした話になりがちです。

しかし、和田さんのお話は明確でした。

和田さんのブランディングの定義は次の通りです。

ブランディングとは、特別な付加価値を作ること。

企業の利益は付加価値からしか生まれません。他社と同じような付加価値しか提供できなければ、何が起こるでしょうか?

価格競争です。

すぐに値下げをする経営者は、ブランディングができていないということになります。

他社とは違う、”特別な”付加価値をいかに作るか。

他社といかに差別化するか?ここが経営者の思案のしどころです。

差別化するポイントを付加価値に置くと考えやすいなと思いました。

マーケティングとは?

マーケティングの定義も人それぞれではあるのですが、簡単にいうと、「売らなくても売れる仕組みづくり」ということになるでしょう。

和田さんは、「まだお客になっていない人にいかに自社に興味を持ってもらうか。見込客の集客が重要」と言われていました。

見込客の集客のために、WEBの世界ではブログ、SNS(LINE)、YouTubeといろいろあるが、YouTubeはすべての会社がやるべきということでした。

その通りだと思います。

5Gが一般的になる数年後には動画の重要性はますます高まります。

ブランディング・マーケティングを成功させるには

前半部分で和田さんは最後に次の3点を強調されました。

ポイント

①ブランディング・マーケティングで成果を上げるには、時間をかけて積み重ねるしかない

②ブランドを生み出すには、経営者の価値観に踏み込み、ミッション・ビジョンを明確にする必要がある

③ブランドが確立できなければマーケティングはできない

だから、依頼を受けるときは、経営者の生まれ育った環境にまで踏み込み、価値観を明らかにしていくということでした。

ここまでやれば、ミスマッチは起きないでしょう。

お互いに信頼関係ができてからのサービス提供なので、成果も上がりやすいだろうなと思います。

そのような環境づくりから入るというのは面倒なことですが、必要だなと改めて考えさせられました。

ちなみに、ブランディング・マーケティングを魔法のツールのように思わせて、いかにも簡単に成果が上がるように喧伝するコンサルタントがたくさんいます。

「楽して」「簡単に」「すぐに」このようなキーワードを使用するコンサルタントは信用されないことをおすすめします。

この前半部分だけでも、濃密で参考になる話でした。

長くなってきましたが、ここから後半部分に入ります。

これからの自分の人生に何が起こるのか知る方法

後半はジョセフ・キャンベルという人が確立したヒーローズ・ジャーニー理論についてです。

結論を先に書いておくと、人生はヒーローズ・ジャーニー理論の12のステージと同じように進む。だからあらかじめそれらのステージを知っていれば、これから自分の人生に何が起こるか予測できる、ということです。

ヒーローズ・ジャーニー理論とは?

ジョセフ・キャンベルは世界中の神話を研究した人です。

その神話研究から、世界中のどのような物語も分析すると、ある型にたどりつくということを発見しました。

その型とは次の通りです。

ヒーローズ・ジャーニー

1.変化のない日常
2.冒険への誘い
3.誘いへの拒絶
4.賢者との出会い
5.境界の越境
6.敵、味方との出会い
7.最も深い洞窟
8.厳しい試練
9.報酬
10.引き返す(越境)
11.復活
12.霊薬を携えての帰還

12のステージに分かれていますが、大きく考えると三幕構成と考えられます。

三幕構成

①別離
②試練の道
③帰還

英雄物語はこのパターンになっています。

成功している映画の多くが、この構成で作られています。

最も有名なところで言えば、ジョージ・ルーカス監督のスター・ウォーズです。

映画だけでなく、日本の漫画もそうです。

ワンピースなんてまさにこの構成通り進んでいます。

ちなみに、キャンベルのこの理論とウラジミール・プロップというロシアの学者のおとぎ話理論をミックスさせて構築された理論が、クリストファー・ボグラーの「物語の法則」です。

神話の法則 夢を語る技術」という本で紹介されています。

絶版なので、めっちゃ値上がりしてますね(汗)

この本はハリウッド脚本家のバイブルと言われています。

なぜヒーローズ・ジャーニーをもとにした理論がバイブルになるかというと、人の感情を揺さぶる力があるからです。

この構成通り作れば、人の感情を動かすことができるわけです。

ヒーローズ・ジャーニー理論はボグラーだけでなく、いろんな形でアレンジされています。

例えば、社会学にドラマツルギーという理論があります。演劇論にも応用されて、次のようなステップで物語を構成します。

ドラマツルギー

①日常
②事件
③非日常
④解消
⑤新たな日常

これもよく見ると、ヒーローズ・ジャーニー理論がもとになっていることがわかります。

今回は神話の法則を分析することが目的ではないので、このあたりにしておきます。

ヒーローズ・ジャーニー理論を自分の人生に適用すると

さて、ヒーローズ・ジャーニー理論を自分の人生に適用すると、何が見えてくるでしょうか?

例えば、「今、自分は何をやってもうまくいかない」という状態にいるとしましょう。

「7.最も深い洞窟」の状態です。

次に何が起こるかというと、もっと悪いことです(笑)。

「今は何をやってもうまくいかないから耐えよう」と考えたとしても、やがて大きな試練がやってきます。

「8.厳しい試練」の状態です。

ここを克服して何らかの成果を得たとしても、実はそのあとにラスボスが待っています。

このラスボスを倒してはじめて、帰還できるのです。

そして帰還した先は、もといた日常ではありません。あらたな日常が待っています。

このようにあらかじめ、次のステージを予期しておけば、何か試練が来たとしても、「うわー、最悪。。。」と考えるのではなく、「はいはい、まだラスボスが来るよね。もうちょい頑張ろうか。それ超えたらレベルアップだね。」と良い意味でゲーム感覚でとらえられるようになるのではないでしょうか?

今日のセミナーは心を病んでいる芸能人にも聞かせてあげたいですね。

半沢直樹、最終回のハナちゃんの言葉の通り、「生きてさえいれば、何とかなる」。

今自分がどのステージにいるか意識すれば、生きやすくなる気がします。

ヒーローズ・ジャーニー理論について理解を深めたい方は次の映画がおすすめです。

和田さんに紹介していただきました。

ファインディング・ジョー

これ見て、久しぶりに映画レビューも書こうかと思います。

あと、和田さんの会社のサイトからマーケティングを学べる小冊子を無料でダウンロードできます。

珈琲マスターに学ぶ香るマーケティングのヒント

私も早速ダウンロードして勉強しようと思います。

次週モーニングセミナー予定

2020年10月7日(水)のモーニングセミナーはお休みです。

次回は2020年10月14日(水)です。

岡山県倫理法人会会長 高橋啓一氏に登壇いただきます。

テーマは「純粋倫理の核心」です。

岡山市南倫理法人会・経営者モーニングセミナーは毎週水曜日6:00~7:00に岡山県護国神社いさお会館で実施されます。

朝日に輝く岡山県護国神社に早朝から訪れることで、良い1日になりそうです。

倫理法人会に興味を持っていただいた方は、お気軽に会場までお越しください。

ご質問のある方はこちらからどうぞ。

    そうそう、倫理法人会のことを調べて、「なんか怪しい団体じゃない?」と思った人はこちらの記事を読んでみてください。

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