「出会いを大切にする」有限会社ストロベリー・代表取締役 久安宏一さん講演|岡山市南倫理法人会・経営者モーニングセミナー

経営者セミナー

介護分野でどんどん事業を拡大されている久安社長のお話は、事業を成長させるためのヒントが盛りだくさんでした。

このお話はこれから起業したいという人にも大きく響く内容だと思います。

今日のモーニングセミナーでも3つの気付きをいただきました。

今日の気づき

①やりたいことがわからなくてもOK
②理念が現実を引き寄せる
③出会いとは人との出会いだけではない

久安社長の略歴とセミナー内容を簡潔にまとめ、今日の3つの気付きについてお伝えします。

セミナー内容

久安さんは中学生のときに両親が離婚されて、中学を卒業されたころにはお父様が他界されたそうです。

恵まれた状況とはいえないですが、ご本人はマイペース・楽観的な性格ということで明るい笑顔の持ち主です。

中学を卒業してからすぐに社会に出て朝から晩まで働きます。

昼は道路工事、夜は居酒屋やバーで働くという生活です。

さすがにこの仕事をずっと続けられるだろうかという不安を抱き転職を決意しました。

お母さまがヘルパー2級の資格を持っていたということで、介護業界に進みます。

特に介護をやりたかっというわけではなく、安易な考えだったそうです。

20歳で母親とともに会社を設立します。

20歳で会社設立

有限会社GBライフ。G・・・じいちゃん、B・・・ばあちゃん、それでGBライフ(笑)

しかし会社は立ち上げたものの、素人2名での起業です。

どうやって仕事をとったらいいのかわかりません。

目の前の生活もしていかなければならないため、母親に会社の運営を任せて、久安さんは別の介護関係の会社に就職します。

ここで5年間必死に勉強して介護福祉士の国家資格を取得しました。

このとき就職した会社の社長との出会いが久安さんの人生に大きな影響を与えたそうです。

この社長の口癖が「何かの縁だから」というもの。

当時は意識していなかったそうですが、出会いを大切にするという気持ちのルーツになりました。

退職して代表取締役へ就任

5年間勤めた会社を退職して、母親と立ち上げた会社の代表取締役に就任しました。

見栄を張りたかったからだそうですが、同時に母親が5年間守ってくれた会社をつぶすわけにはいかないという責任感も生まれます。

当時は総勢5名で必死に働きました。

久安さん自身も介護現場で朝から晩まで働いていました。

だから手が空かず、このままでは会社の成長はないことに気付き、社員を雇うことに決めました。

そのときに思い浮かんだのが、中学の後輩で、以前働いていた会社に実習生としてきていた人物です。

何となく彼に電話してみたら、彼も将来に悩んでいたということで、一緒に仕事をすることになります。

この人物との出会いもキーポイントでした。

自分の欲のためだけの仕事からスタッフの幸せのために

こうして社員を雇っていくうちに、久安さんの考えにある変化が起こります。

これまでは、自分の欲のためだけに働いてきたけれど、一緒に働いてくれるスタッフを幸せにするにはどうすればいいか、と考えるようになったのです。

会社を成長させて、スタッフを幸せにするにはどうすればいいか?

「自分が勉強するしかない!」と覚悟を決めて、様々なビジネスセミナーに参加し、先輩経営者からのアドバイスを求めました。

ある子供との出会いで人生が変わった

そんなとき、障がいのある子どもを自宅から支援学校まで送って欲しいという依頼が入ります。

児童介護の経験はありませんでしたが、2年間毎日サポートしました。

そしてその2年で子どもの成長を感じ、どうやって接したらもっと子どもに寄り添えるだろうかと考えるようになります。

その考えが発展して、「障がいを持つ子どもをサポートする会社にしたい!」という想いが生まれました。

自分の欲のための仕事から、スタッフの幸せのための仕事に変わり、そして障がいを持つ子どもをサポートする仕事へと想いが進化していったのです。

スタッフの幸せについても、報酬を高めることばかり考えていたのですが、「こんな会社にしたい」という想いを共有するようにしました。

事業を拡大しろというメッセージ

障がいを持つ子どもをサポートする仕事として、ほとんど使っていなかった実家をリノベーションして、一時預かりサービスを開始しました。

はじめは1日に1人、2人だったのが、口コミでサービスの良さが広がり、いつのまにか場所が手狭になります。

そんなとき、実家の前に300坪ほどの土地を買うチャンスが訪れました。

これも不動産との出会いです。

久安さんは「事業を拡大しろ」というメッセージだと受け取り、購入して介護施設を建てました。

福祉施設らしくないおしゃれ感を出したかったそうです。

・親が安心して預けられる
・職員の働きやすさを追求する

この2つの想いで福祉施設とは思えない建物になりました。

こだわりを持って作りたかったけど、自己満足になってはいけないと思い、職員の意見も取り入れたそうです。

ある事業所との出会い

ありがとうファームという事業所との出会いも久安さんに大きな影響を与えました。

そこでは障がいを持っている人に気を使わないそうです。

この話を聞いたときは私も衝撃でしたが、私も反省させられる内容でした。

障がいを持っている人に接するとき、私も含め、多くの人は無意識に気を使っているのではないでしょうか。

「かわいそう」という憐憫の気持ちがあるかもしれません。

しかし、そうやって気を使うことこそが、障がいを持つ人を不平等に扱うことになるということです。

なるほどなと思いました。

新たな事業を次々と展開

多くの出会いを経て、久安さんは次々と新しい事業を展開しています。

いちごプラス・・・成人向けデイサービス
いちごアトリエ・・・子どもに絵を教える

いちごアトリエでは、子どもたちに描いた絵を発表する場として、達成感を持ってほしいという想いで運営されているそうです。

子どもが自分の価値を感じられる機会を提供するというのは、ただの介護にとどまらず、子どもの人格形成にも大きな影響を与えるでしょう。

このほかにもフラワーショップやカフェも立ち上げており、今後もさまざまな事業を立ち上げていかれるのだと思います。

起業したいという人は久安社長に話を聞きにいくといいかもしれません。

本日のセミナーでの気付き

最後に今日の気付きについてまとめます。

①やりたいことがわからなくてもOK

お話を聞いていて、久安さんは目標展開型の人だなと思いました。

世の中には明確にゴールを決めて、そこまでの道のりを逆算し、一歩一歩確実にゴールに向かっていくという人がいます。

欧米にはこのタイプが多いですね。

日本でも目標設定セミナーが人気ですが、この考え方です。

そしてこの逆算思考がカッコいいという風潮があるように感じます。

私はこの考えが苦手です。

若い頃は特にやりたいこともなかったし、目標を決められないのに逆算もないわけです。

でも、いわゆる成功者の本を読むと、この手の逆算型の人が多いような気がして、逆算思考が苦手なことに劣等感を持っていたこともありました。

しかし、あるとき世の中で成功している人は逆算型の人だけではないことに気付きます。

ある人との出会いがキッカケだったのですが、その人は「人生に目標なんかいらない」と言うのです。

目の前の頼まれたことを一生懸命やって、その人の役に立っていれば、どんどん新しいステージが開ける、こう言うのです。

その方はもともとアパレルの仕事から広告営業→コピーライティング→作家というふうに、人との出会いによって思いもかけなかった仕事をするようになりました。

もちろん仕事が変わるたびに人生のステージも上がっています。

やりたいことなんてわからなくても、やりたいことがなくても全然OK。目の前のことを一生懸命やっていれば道は開けるということです。

②理念が現実を引き寄せる

久安さんは最初は自分の欲のためだけの仕事をしていましたが、やがてスタッフの幸せを考えるようになり、障がいを持つ子どもの幸せを考えるようになりました。

理念が昇華しているわけです。

おそらくこの理念の対象範囲を広げることによって、現実にプラスの影響がもたらされるような気がします。

自分だけ → 社員 → すべてのお客様

こんなふうに対象範囲を広げていくと

久安さんのように、子どもの一時預かりサービスが手狭になったところで、目の前に物件が現れるというように、現実を引き寄せる力が強くなるのだと思います。

ポイントは本気でそう思えるかというところなのでしょうね。

口では社員のため、お客様のためと言いながら、そうではない経営者も世の中にはたくさんいますから。

今日の久安さんのお話では、自然に想いが変わっていったことがすごく伝わってきました。

③出会いとは人との出会いだけではない

出会いって人との出会いだけではないよな、ということも今日改めて思ったことです。

身近な話で言えば、本との出会いもそうです。

いいなと思ったときにすぐ買っておかないと、どんな本だったか忘れたりすることもあります。

久安さんが、不動産との出会いを「事業拡大のメッセージ」と受け取ったように、何かのタイミングで気になるものに出会ったときは、即行動というのがチャンスをつかむコツなのかもしれません。

以上、本日の3つの気付きでした。

うまくいっている経営者の話は絶対に取り入れるべきポイントがあります。

今日のセミナーも良かった。

次週の経営者モーニングセミナー案内

次週2020年8月26日(水)の岡山市南倫理法人会・経営者モーニングセミナーは「倫理指導の威力」ということで、北備建設株式会社・代表取締役社長の松森悦子氏に登壇いただきます。写真だけでもオーラのある凄そうな経営者です。ぜひ会場に来てみてください。

岡山市南倫理法人会・経営者モーニングセミナーは毎週水曜日6:00~7:00に岡山県護国神社いさお会館で実施されます。

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(出典:岡山県護国神社

朝日に輝く岡山県護国神社に早朝から訪れることで、良い1日になりそうです。

倫理法人会に興味を持っていただいた方は、お気軽に会場までお越しください。

受付で谷口を呼んでいただければ、ご案内差し上げます。

ぜひ会場でお会いしましょう!

そうそう、倫理法人会のことを調べて、「なんか怪しい団体じゃない?」と思った人はこちらの記事を読んでみてください。

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