岡山のお土産といえば「きびだんご」。土産品としてあまりにも有名ですが、実は岡山人はほとんど食べません。
「え?何?きびだんご?そんなの別に・・・」的な感じです。近くにあるものほど興味を示さない法則?みたいな感じでしょうか。子供はきびだんご好きという子が多いんですけどね。
そして、今回この記事を書くために、あらゆる種類の「きびだんご」を買って食べましたが、「あれ、結構おいしいんじゃない?」と認識を改めた次第です。
ま、そんなことはいいとして、「きびだんご」といっても様々なバリエーションがあるんです。
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きびだんごの種類
ここでは、きびだんごの食べ比べをしてみた感想をお伝えして、おすすめの「きびだんご」など紹介したいと思います。
いろんな味があるので、お土産として買うときにはアソートタイプで複数種類の味が詰め合わせになったタイプを買うことをおすすめします。
プレーン(中山昇陽堂)

一番オーソドックスなタイプ。「きびだんご」というくらいですから、昔は黍から作られていたのです。しかし今では餅粉ときび粉をブレンドして使うところが多いようです。
もっちり、プニュっていう食感、いいですね~。甘ったるくなくて、グッとかみしめると優しい甘さが口に広がります。
値段
15個入り 580円
30個入り 1,150円
40個入り 1,500円
マスカット(中山昇陽堂)

中にマスカットジャムが入ったタイプ。冷凍庫で半分凍らせてシャーベット状にして食べるとイケますよ。
値段
15個入り 620円
白桃(中山昇陽堂)

マスカット同じくフルーツタイプ。白桃ジャムが入っています。ジャムといってもサラッとしたタイプで、上品な感じがするきびだんごです。これも半分凍らせて食べるとおいしいですね。
値段
15個入り 620円
醤油(ももとらお)(中山昇陽堂)

醤油味のきびだんごですよ。「本醸造こいくち醤油」を生地に練りこんであります。プレーンのきびだんごを食べたことがある人だと最初は「え?」と買うのをためらうかもしれません。
でも思い切って買ってみてください。みたらし団子みたいな味でおいしいです。
値段
4個入り 300円
あんきび(中山昇陽堂)

(あんきびと昔ながらのきびだんごの詰め合わせ。左側があんきび)
つぶあんを包んでいます。ありがちな「あんこ餅」ではあるのですが、サイズがいい!パクパク食べれますね。プレーンばっかりだと食べていてすぐに飽きるかもしれませんが、これは飽きないですね。
中山昇陽堂のあんきびの「つぶあん」は自家製ですよ。工場で小豆から炊いて味付けしています。新鮮!
値段
16個入り 620円
32個入り 1,240円
昔ながらのきびだんご(中山昇陽堂)

昔ながらって「何が?」というところですが、原料が「昔ながら」なんです。
今のきびだんごって原料に使っているのは黍粉ではなくて、餅粉です。餅粉で作ったほうが簡単だし、歯ごたえもいいそうです。
しかし、この昔ながらのきびだんごは餅粉を使っていません。黍粉を使って製造しています。黍粉だけのきびだんごを作っているのは「中山昇陽堂」だけです。
黍粉は固まりにくいので成形しづらいそうですが、本来のきびだんごも商品としてラインナップしたいという、団子屋としての矜持みたいなものがあるそうです。
で、お味はというと、実際おいしいです。黍粉なので、ほんのり渋みがあるのですが、これがいいんです!上品な甘さと若干のホロ苦さ。大人味のきびだんごですよ。
プレーンより高くはなりますが、お友達にお土産を渡すとき、「これが本物のきびだんごよ」って言えます。
値段
15個入り 720円
30個入り 1,440円
塩チョコきびだんご(中山昇陽堂)

一風変わったきびだんご。生地にアーモンドのかけらを練りこんでいるので、食感がいいんです。
アーモンドだけでなく、塩も生地に練りこんでいて、ココアパウダーのほろ苦い甘さを強調しています。
これはお土産としてもいいですが、自分で食べてもリピートしたくなるきびだんごですね。
値段
4個入り 360円
黒糖きびだんご(廣榮堂本店)

トップきびだんごメーカー廣榮堂本店の黒糖きびだんご。かわいらしい個包装で10個入り。黒糖を使っているので、コクのある上品な甘みを感じることができます。黒糖にはカルシウム・鉄分・ミネラルが豊富に含まれているので、何となく体にも優しそうですね。
値段
10個入り(個包装) 411円(税込)
きなこきびだんご(山脇山月堂)

きびだんごメーカーの中でも老舗の山脇山月堂が提供する「きなこきびだんご」。やっぱり団子ときなこって相性いいですね。きびだんごの甘さときなこの甘さがいい感じ。ほんのり甘さが引き立ちます。
生チョコもち(広栄堂武田) ⇒ 超絶おすすめ!


きびだんごという名称はついていませんが、生チョコをきびだんごで包んだお菓子です。これはマジで美味いです。口に運んで噛んだ時の「ムニュ」っていう生チョコの食感がたまりません!生チョコが口の中でとろけます。きびだんごのもちもち食感と生チョコのふんわりな食感がめっちゃマッチしています。
これ、お土産であげたら喜ばれると思いますし、何より自分用に買いたくなりますね~。
値段
6個入り540円(税込)
12個入り1,080円(税込)
おすすめきびだんごは?
個人的には「生チョコもち」です!本当に美味しいので、岡山観光に来られたら、ぜひ買ってください!自分用に(笑)。生チョコもちは岡山駅2Fのさんすて館でも購入できます。

ただ、岡山のお土産としてはやっぱり「きびだんご」と銘打たれたものがいいですね~。
お土産としてなら、「昔ながらのきびだんご」でしょうか。
黍粉で作った本物のきびだんごですから。そして美味しい。友達にあげても喜ばれると思いますよ。
餅粉を使わない「黍粉オンリー」のきびだんごは中山昇陽堂だけ。岡山駅2階の中山昇陽堂直営店で購入できます。
自分で食べるにも美味しいです。一番売れているのはやっぱり「プレーン」なのですが、その次の人気は「あんきび」だそうです。お茶菓子にピッタリです。緑茶、紅茶、コーヒー、どれにも合うんじゃないでしょうか?
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きびだんごのレシピ
きびだんごって家庭でもそれほど手間がかからず作れてしまいます。お子様がいらっしゃるご家庭ではおやつにきびだんごを作ってあげると、お子様も喜ぶかもしれませんよ。
きびだんごのレシピもたくさんありますが、「お、これはおいしい!」と思ったものをご紹介します。
■かぼちゃきびだんご
(出典:http://cookpad.com/recipe/751206)
材料 (小さめ15個分くらい)
- 上新粉25グラム
- 白玉粉5グラム
- 片栗粉 5グラム
- さとう(てんさいとうオリゴ使用)20グラム
- かぼちゃの煮物30グラム
- きなこ
①粉類を合わせてボウルに入れて、その中に砂糖とかぼちゃを入れて、フォークなどでつぶしながらまとめます。
②耳たぶくらいの固さよりちょっと柔らかいくらいが目安。
③蒸し器にクッキングシートを敷いて生地を入れます。(少し平べったくして。)中~強火で10分ほど蒸す。
④蒸しあがったら、クッキングシートのまま取り出し、少しこねる。包丁か手でちぎり、まるめてきなこをまぶす。
コツ・ポイント
砂糖はてんさいとうオリゴというシロップ状のものを使いました。かたさははちみつくらいです。
4.の工程ではこねるのはそんなに沢山しなくても大丈夫です。熱いのでクッキングシートでカバー?しながらこねこねしてください☆
岡山観光の帰りにお土産を買おうと思ったけどれがいいの?
岡山駅構内でも買えるお土産はたくさんあるので、何を買おうか迷ってしまうかもしれませんね。そんなときはこちらのお土産ランキングを参考にしてみてください。
【参考】地元民が保証!岡山のお土産おすすめランキングはこちら
WE LOVE 岡山編集部